【コラム】令和4年8月３１日。意外と多い寝てる間の「食いしばり」を改善する方法

渋谷区恵比寿の鍼灸院　『くすのき鍼灸salon.』
は女性による　女性のための　女性を応援する鍼灸サロンです。

院長の　鍼灸マッサージ師　秦　知佳子（はた　ちかこ）です。

いつの時代も女性は大忙し、仕事に家事に子育てに・・・
誰かのためにがんばっていますよね。

家事労働は簡単になったとはいえ、その分、仕事もする女性も増え、実際は忙しくなっています。

仕事と家事の両立というのは想像しているよりもずっと大変です。
放っておいても子どもは育つと言われた時代と違って、さまざまな情報があふれたり、
ママ友付き合いなども増え、ストレスが多くなりつつあります。

いつも自分を後回しでがんばるあなたにも味方は必要です。
毎日我慢してがんばるのではなく、ナチュラルに自分自身も楽しさを感じながらがんばっていきたいですよね。

くすのき鍼灸salon.ではそんなあなたを応援します！！

☆頭痛が慢性的
☆時折めまいがして不安
☆電車に乗っていると動悸がすることがある
☆これって更年期障害・・・・？！
☆このままやりたいことができずに日々過ごすのかな

そんな思いの女性のお悩みをお聞きし、
身体のメンテナンスと心のケアを提供いたします。

このところ睡眠中の食いしばりでお悩みの方が何人かいらっしゃいました。
他の症状で来院されても、「そういえば、食いしばりがあります」という方はとても多いのです。
特に睡眠に問題のある方は食いしばりや歯ぎしりをお持ちかもしれません。

食いしばりは主にストレスが原因とされていますし、会社を経営されている方など大きなストレスに日々さらされている方に多い傾向はあります。が、原因はストレスだけでも無いのです。

それは自律神経のタイプによることが多いのです。
自律神経は交感神経と副交感神経がありまして、活動時は交感神経が働くことで骨格筋を緊張させ、活発に動くことができます。
夜など休む時間は副交感神経が働き、主に内臓が働き骨格筋はリラックスします。

食いしばりのある方はもともと交感神経が優位になりやすく、常に骨格筋が働く状態になりやすいのですね。夜中の休むための時間にも骨格筋が働き、食いしばりが起こってしまいます。

睡眠中のいつ食いしばりが起こるかというと、睡眠はノンレム睡眠とレム睡眠があり、ノンレム睡眠時は寝入りばなの深い睡眠で骨格筋は働かないので、この時に食いしばりは起こりません。レム睡眠の浅い眠りの時に起こりやすくなります。
交感神経優位の方はノンレム睡眠もしっかりと取れているかもちょっと不安ですね。寝起きにスッキリしていないとノンレム睡眠が十分にとれていない可能性があります。

交感神経優位だと、24時間、常に常に活動状態に身体を持っていこうとしてしまうわけです。
ストレス過多の場合食いしばりが多いのも、リラックスできずに交感神経優位になっているためですし、生まれつきの体質で交感神経優位ということもあります。

こういう方は眠っている時はリラックスもなにも眠っているのでわからないので、日中の活動時に意識してリラックスする時間を取っていくことをおすすめします。
交感神経優位の方はリラックスすることがとても下手なのですね。

ご自身で確認していただきたいのですが、特に何かを頑張っている時でなくても手を握りしめたりしていませんか？
このように交感神経優位だと勝手に身体に力が入っています。
こうなると力を緩める方が難しくなってくるのです。リラックスしているつもりでも力が入っていたり、リラックスの仕方がわからなくなってくるのです。

そんな時は力を緩めようと頑張るのではなく、（緩めるために頑張るってできませんよね）

・ぶっ続けで仕事をせず、90分に1回は休憩をとって深呼吸をしっかり行う
・食事やお茶などを味わい楽しむ時間を作る
・ラジオ体操などの簡単な体操で身体を動かす習慣をつける
・心地よい音楽を流しながら頭の中をからっぽにする時間を作る

などなど何かをやることでリラックスする方法を見つけましょう。
こればかりはその人それぞれの趣味趣向がありますので、ご自身で緩むなという動作を見つけてくださいね。
五感をしっかりと刺激することがリラックスに繋がります。