【コラム】新型栄養失調になっていませんか｜恵比寿の鍼灸くすのき鍼灸salon.

渋谷区恵比寿の鍼灸院　『くすのき鍼灸salon.』
は女性による　女性のための　女性を応援する鍼灸サロンです。

院長の　鍼灸マッサージ師　秦　知佳子（はた　ちかこ）です。

いつの時代も女性は大忙し、仕事に家事に子育てに・・・
誰かのためにがんばっていますよね。

家事労働は簡単になったとはいえ、その分、仕事もする女性も増え、実際は忙しくなっています。

仕事と家事の両立というのは想像しているよりもずっと大変です。
放っておいても子どもは育つと言われた時代と違って、さまざまな情報があふれたり、
ママ友付き合いなども増え、ストレスが多くなりつつあります。

いつも自分を後回しでがんばるあなたにも味方は必要です。
毎日我慢してがんばるのではなく、ナチュラルに自分自身も楽しさを感じながらがんばっていきたいですよね。

くすのき鍼灸salon.ではそんなあなたを応援します！！

☆頭痛が慢性的
☆時折めまいがして不安
☆電車に乗っていると動悸がすることがある
☆これって更年期障害・・・・？！
☆このままやりたいことができずに日々過ごすのかな

そんな思いの女性のお悩みをお聞きし、
身体のメンテナンスと心のケアを提供いたします。

「最近、なんだか疲れやすい…」「肌の調子がイマイチ…」そんな悩み、もしかしたら新型栄養失調が原因かもしれません。

「え？栄養失調って、食べられない人がなるんじゃないの？」そう思った方もいるのではないでしょうか。実は、現代の食生活には落とし穴がたくさん！きちんと食べているつもりでも、必要な栄養素が足りていない「新型栄養失調」に陥っている女性が増えているんです。

今回は、新型栄養失調の意味から原因、対策まで、あなたのキレイと元気を守るために、わかりやすく解説していきます。

新型栄養失調ってどんな状態？

従来の栄養失調は、エネルギー源となる炭水化物やタンパク質が極端に不足した状態を指していました。一方、新型栄養失調は、カロリーは足りているのに、ビタミンやミネラル、食物繊維などの特定の栄養素が不足している状態を指します。

まるで、ガソリンは満タンだけど、エンジンオイルや冷却水が不足している車のよう。一見動いているように見えても、パフォーマンスが低下したり、故障しやすくなったりするのと同じことが、私たちの体にも起こっているのです。

なぜ新型栄養失調になるの？3つの原因をチェック！

１．偏った食事

〇ダイエット: 極端な食事制限は、必要な栄養素を不足させる大きな原因です。「〇〇だけダイエット」などは特に危険！

〇加工食品・インスタント食品: 手軽で便利な反面、ビタミンやミネラルが少なく、添加物が多い傾向があります。

〇外食中心: 栄養バランスが偏りがち。特に一人暮らしの方は注意が必要です。

〇炭水化物・糖質過多: ご飯やパン、麺類など、炭水化物中心の食事は、ビタミンB群の消費を増やし、不足を招きます。

２．食生活の変化

〇野菜不足: 野菜の摂取量が減っているにも関わらず、肉類の摂取量が増えています。

〇食品の栄養価低下: 昔に比べて、野菜に含まれるビタミンやミネラルの量が減っているというデータもあります。

〇ストレス: ストレスはビタミンCを大量に消費します。忙しい現代女性は特に注意が必要です。

３．ライフスタイルの影響

〇運動不足: 運動不足は代謝を低下させ、栄養素の吸収を悪くします。

〇睡眠不足: 睡眠不足はホルモンバランスを崩し、食欲をコントロールできなくなり、偏った食事につながることがあります。

〇喫煙・飲酒: 喫煙はビタミンCを破壊し、過度な飲酒はビタミンB群の吸収を阻害します。

新型栄養失調の根拠：データで見る栄養不足

厚生労働省の「国民健康・栄養調査」によると、多くの年代で、カルシウム、鉄、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンCなどが推奨摂取量を下回っています。特に、20代～40代の女性は、鉄分不足が深刻な状況です。マグネシウム不足の方も大変多いです。

これらの栄養素は、肌のハリやツヤ、免疫力、精神の安定など、女性の健康と美容に欠かせないものばかり。不足状態が続くと、様々な不調が現れやすくなります。

あなたは大丈夫？新型栄養失調のチェックリスト

以下の項目に当てはまるものが多いほど、新型栄養失調の可能性が高まります。

・疲れやすい、だるい

・肌荒れ、乾燥が気になる

・便秘がち

・イライラしやすい、気分が落ち込みやすい

・冷え性

・爪が割れやすい

・口内炎ができやすい

・風邪をひきやすい

・生理不順

今日からできる！新型栄養失調を改善するための５つのステップ

１．バランスの取れた食事を心がける

〇主食・主菜・副菜を揃える: １回の食事で、ご飯やパンなどの炭水化物、肉や魚などのタンパク質、野菜やきのこ、海藻類などをバランス良く摂りましょう。

〇１日３０品目を目標に: 色々な食材を食べることで、様々な栄養素をバランス良く摂取できます。

〇旬の食材を取り入れる: 旬の食材は栄養価が高く、おいしいのでおすすめです。

２．積極的に摂りたい栄養素を知る

〇鉄分: レバー、赤身の肉、ほうれん草などに多く含まれます。
〇カルシウム: 乳製品、小魚、海藻類などに多く含まれます。
〇ビタミンB群: 豚肉、レバー、玄米などに多く含まれます。
〇ビタミンC: 果物、野菜（特に緑黄色野菜）に多く含まれます。
〇食物繊維: 野菜、きのこ、海藻類、豆類などに多く含まれます。

これらの栄養素は、サプリメントで補うのも一つの方法ですが、まずは食事から摂取することを心がけましょう。

３．食事の質を見直す

〇加工食品を控える: できるだけ手作りの食事を心がけましょう。

〇外食の選び方を工夫する: 定食を選ぶ、野菜が多いメニューを選ぶなど、栄養バランスを意識しましょう。

〇おやつを見直す: スナック菓子や甘いものを控え、果物やナッツなどを選びましょう。

４．生活習慣を改善する

〇質の良い睡眠を確保する: 毎日同じ時間に寝起きし、リラックスできる環境を整えましょう。

〇適度な運動をする: ウォーキングやストレッチなど、無理のない範囲で体を動かしましょう。

〇ストレスを解消する: 自分なりのリラックス方法を見つけ、ストレスを溜め込まないようにしましょう。

５．定期的な健康チェック

〇健康診断を受ける: 自分の体の状態を知ることは、健康管理の第一歩です。

〇栄養相談を利用する: 専門家のアドバイスを受けることで、自分に合った食事プランを見つけることができます。