【コラム】夏風邪を予防するために心がけてほしいこと

渋谷区恵比寿の鍼灸院　『くすのき鍼灸salon.』
は女性による　女性のための　女性を応援する鍼灸サロンです。

院長の　鍼灸マッサージ師　秦　知佳子（はた　ちかこ）です。

いつの時代も女性は大忙し、仕事に家事に子育てに・・・
誰かのためにがんばっていますよね。

家事労働は簡単になったとはいえ、その分、仕事もする女性も増え、実際は忙しくなっています。

仕事と家事の両立というのは想像しているよりもずっと大変です。
放っておいても子どもは育つと言われた時代と違って、さまざまな情報があふれたり、
ママ友付き合いなども増え、ストレスが多くなりつつあります。

いつも自分を後回しでがんばるあなたにも味方は必要です。
毎日我慢してがんばるのではなく、ナチュラルに自分自身も楽しさを感じながらがんばっていきたいですよね。

くすのき鍼灸salon.ではそんなあなたを応援します！！

☆頭痛が慢性的
☆時折めまいがして不安
☆電車に乗っていると動悸がすることがある
☆これって更年期障害・・・・？！
☆このままやりたいことができずに日々過ごすのかな

そんな思いの女性のお悩みをお聞きし、
身体のメンテナンスと心のケアを提供いたします。

いよいよ本格的な夏がやってきますね。今年も猛暑になりそうです。
始まったばかりのこの時期はまだ暑さに身体が慣れていないため、暑さをより厳しく感じてしまいます。
でも、身体は順応していくので、少しづつ暑さに馴染んでいくことでしょう。

ただ、最近は夏風邪が非常に流行っているように思われます。
それならばなおさら、夏風邪の原因を取り除く注意が毎日必要となってきます。

夏風邪の原因となるウイルスは冬のウイルスとは特徴が異なります。高温多湿を好むウイルスとなるわけです。エンテロウイルスやアデノウイルスが代表的で腸や喉の症状が出やすくなります。

今日は夏風邪予防に気を付けたい３つのポイントについてお伝えしますね。

夏風邪の原因の一つ目は冷房です。確かにこの蒸し暑さでは冷房なしでは熱中症の危険がありますので常に入れないといけませんが、温度設定や衣服でしっかりと調節しましょう。
低すぎる冷房の中に長時間いると身体は知らないうちに冷えてしまい、風邪を引きやすくなります。

職場や公共の場所では多数の人（どちらかというと外から入ってくる人）に合わせるため女性には低すぎる温度の場所が多いです。
冷房の風の当たらないところにできるだけいる、カーディガンをはおる、腹巻をする、など、工夫したいですね。
どうしても冷える場所にいなければいけないなら、カイロを使うのも一つの方法です。

2つ目は冷たいもののガブ飲みです。暑い中にいるとスッキリとしたのど越しを感じたいこともあり、ごくごくと飲んでしまうことと思います。
キンキンに冷えた水をガブ飲みすると胃腸は冷えて、抵抗力がなくなりエンテロウイルスなどにやられて胃腸風邪の原因となります。

もちろん適切な水分摂取は大切ですので、水分を控える必要はありませんが、屋外で活動した時は冷たい飲み物、冷房の中にいた時は温かい飲み物、など、TPOに適した水分補給を心がけましょう。

3つ目はビタミンとミネラル不足です。
夏は暑さで食欲がなくなり、軽いもので済ましてしますことも多くなってきます。ガッツリとスタミナ食が必要というわけではありませんが、栄養のバランスをしっかり考えて食事をしましょう。

『素麺だけでいいわ～』のような会話が良くなされますが、素麺に卵やキュウリ、ハムなど具もしっかりと準備したいですね。
そして、絶対に摂りたいのが、『天然塩』です。
スイカやキュウリに塩をかけて食べるととても美味しいですよね。
これは、夏に必要なミネラルを十分摂るためで、とても理にかなっている食べ方です。

ただ、この季節は食べ過ぎもよくありません。どうしても、水分摂取で胃液が薄まっているため、消化機能も低下しています。ですので、とにかく、炭水化物、タンパク質、脂質のバランスとビタミン、ミネラル摂取を心がけ、腹八分目がよいでしょう。旬のお野菜をしっかり摂ることも大切です。
そして、こんな時期こそお味噌汁をいただいて、汗をしっかりかきましょう。

夏の暑さに耐えうるためには大きなエネルギーを必要とします。そのために、少し食べる量を控えて、消化吸収のためのエネルギーを減らして、免疫力を落とさないことが夏風邪を予防する大事な方法です。

『冷房での冷え』『冷たい飲み物はほどほどに』『ビタミン補給』『食べ過ぎ注意』
これらのことに気を付けていただければ夏風邪は予防できるでしょう。

また、まだまだマスクが取れないお仕事の方も多いと思います。
夏はマスク内の雑菌が増殖しやすくなります。
不織布のマスクは8時間で劣化すると言われており、1日同じものを付けている方もおられると思いますが、夏はもう少し頻度を高く交換した方が衛生的と考えられます。

また、夏風邪を引いてお腹の症状に出た場合、安易に下痢止めを飲まないようにしましょう。
下痢はウイルスを出そうとしているので、回復を遅らせてしまいます。
夏のポイントは『汗』もそうですが、『尿』や『便』も出すものをしっかり出すこともととても大切です。
夏は代謝が盛んな時期なのです。『代謝』とは身体への出し入れのこと。
たくさん飲んでもよいのですが、尿や汗で出すことをこころがけましょう。

いよいよ始まった夏、楽しい夏にしたいですね！